【3分で学ぶ】年齢を重ねても「成長していない」と感じるのはなぜ?<学べるショートストーリー #6>
年齢を重ねても「成長していない」と感じるのはなぜ?
中学1年生の時、中学3年生の先輩がものすごく大人に見えた経験、ありませんか?
また、学生の頃、20代や30代の人生の先輩がとても大きな存在に見えていたけれど、いざ自分が同じ年齢になった時に、「あれ…意外とこんなもの…なのか…」となんだか拍子抜けのような感覚を覚えること、ありませんか?
年齢を重ねた時に、「自分が思い描いていた○歳の姿」と自分が一致しないことはよくあることでしょう。
では、年齢を重ねても、「思ったほど自分が成長していない」と感じるのはなぜか?
理由は人としての「根っこ」が変わっていないこと
それは、人としての「根っこ」が変わっていないから。もっと言うと、『根性』の問題が解決していないからです。
『根性』とは、「その人の本来的に持っている性質。性根」のこと。
つまり、根本の問題を見つめ直し、変えようとしてこそ、外面も内面も同じく成長していけるということです。
・<自分の根本の問題>をよく把握して、解決しなければなりません。
例えば、<骨が折れた人>には「皮膚が破れたこと」が根本の問題ではなく、「骨が折れたこと」が根本の問題です。
<折れた骨>を治療してこそ、「破れた皮膚」も根本的に治療できます。
・<よごれた服>は「その服をきれいに洗濯すること」が「根本の問題を解決すること」です。
骨が折れているなら、皮膚だけを縫い合わせるのではなく、骨をまずつないであげること。
服がよごれているなら、ワッペンをつけて隠すのではなく、洗濯をして完全にきれいにしてしまうこと。
生まれもった長所と、成長と共に目立ってくる短所
ただ、これらの内容は、元々人間が<骨が折れた>ような状態で生まれてくるという意味ではありません。
生まれ育った環境や生活している状況によって、元々の性格・習慣が育っていき、良い面も悪い面も目立ってくる場合があるということです。
その<目立ってきた部分>は、元をたどれば『根性』から出てきたものなので、そこを解決する必要があるのです。
もちろん『根性』を直すことは簡単ではありません。
5年、10年かけて育ってきた『根性』は、5年、10年かけてじっくり直す必要がある場合もあります。
また、「直す」というのは、放っておいて自然に解決するものでもなく、自ら変わりたいと願い、行動に移さなければならないものです。
しかし、一度直せば、「骨をつなぎ」、「洗濯をした」ことと同じなので、もう後退することはなく、純粋な前進と成長だけが残ります。
本当の意味での「成長」とは
本当の意味での「成長」。
人生100年かけて、何歳になっても、「素敵な自分」を思い描いて少しでも努力しようとする生き方。
それは、「変化」や「成長」に価値を置ける人類ならではの、人間だからこそできる、美しい挑戦なのです。
「学べるショートストーリー」シリーズ紹介
自分の認識の枠や固定観念に刺激を与える面白い話を、3分で。日曜礼拝での鄭明析牧師先生による説教を通して東京主信仰教会のメンバーが学んだことや感動を覚えた内容をみんなにも届けたくて始動したプロジェクト。