世界一有名な政治犯から南アフリカ初の黒人大統領に~ネルソン・マンデラ氏

こんにちは。
東京主信仰教会のなおこです。
ここ3か月は「気をつける」と言いながらも、コロナ前のように普通に通勤するようになっております。しかし朝の電車の人口密度を見ても、これは私の職場だけではあるまい…。みなさんはリモートワークを続けてらっしゃるのでしょうか。

ネルソン・マンデラ氏のその人間性

日々生きている中で、教会でいろんなことを学んでいながらも、馬鹿にされたらイラっとするし、時にその感情が抑えきれなくて強い口調で応えてしまうこともあるし、その時には抑えられてもモヤモヤが残ってほかで愚痴ってしまうこともあります。
なおこ、人間がまだまだできていない証拠です。安心してください、まだまだ成長過程です。
イエス・キリストが万民の罪を償うために、誰よりも罪のないその方が当時の極刑である十字架に架かりました。
メシアだからできることだとどこか自分とは切り離して考えてしまってましたが、私たちと同時代を生きている人の中でもそのような人がいたということを思うと、自分もそう作っていきたいと感じております。

タイトルにも書きましたが、ネルソンマンデラ氏です。
アパルトヘイト撤廃を叫んで1982年、彼が44歳のときに逮捕され、釈放されたのは1989年、71歳のときでした。実に27年もの長い期間を獄中で過ごしました。
マンデラ氏の投獄が長期化する中で、南アフリカだけではなく世界中の人々が肌の色に関係なくデモに参加し、絵や歌などの文化芸術でそれぞれの思いを表現していきました。
彼の素晴らしいところの一つとして、アパルトヘイト撤廃に努める中、決して復讐しようとはしなかったところが挙げられるのではないでしょうか。
あくまで白人と非白人の和解や協調に尽力を尽くしたのです。身体を壊しながらも耐えた27年という長い獄中生活はつらいものであったはずなのに、どんな仕打ちを受けてもその活動をやめることはありませんでした。

…私だったら自分を陥れた人を突き止めて、地味に仕返しをしたくなります。
安心してください。なおこ、まだまだ成長過程です。

情報リテラシー

人種差別、男女差別、障がい者への差別、学歴差別…。「差別や偏見はよくない、人権侵害にあたる」ということは誰しも認める正義ですが、にもかかわらず、私自身も含めて、差別や偏見に無自覚な人はたくさんいますし、政治家や企業人の中でもそうした発言がこれまで数多く繰り返されてきました。
ニュースやいろんなコラムを読むことがありますが、気をつけなきゃいけないなといつも思うのが、どの文章も報道内容も何かしらの偏見を持つ可能性のある一人の人間が作成した内容であり、それに偏って影響を受けることなく上手に情報を取り入れていかなきゃなということです。

小ネタ

ちなみに、ネルソン・マンデラ氏は解放された直後の1990年、差別撤廃の支援を呼びかけるために来日されました。支援団体が「来日歓迎ライブ」を開こうと企画しましたが、釈放されたとしても人種差別撤廃に名を借りた反政府活動家とみなされていたマンデラ氏に対して都内の主要大学はいずれも講堂やホールの貸出を断りました。そんななかで講堂の提供をしたのが私の母校でした。
今はもうその講堂は取り壊されて図書館が建っているのですが、私、一時期図書館に足しげく通っていたんですよね。そんなすごい人物が講演した場所に私は通っていたのかと勝手に親近感を沸かせております。

この日本において「シュウキョウ」に対しての過度なる偏見や無自覚なる攻撃が止むことを個人的に願っております。

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